5日、要望に訪れたのは水俣病のほか、イタイイタイ病などの全国各地の公害による患者や被害者などのおよそ30団体で、早期救済や公害の根絶などを求めて2万5000人余りの署名を伊藤大臣に手渡しました。
冒頭、伊藤大臣は、熊本県水俣市での水俣病の患者団体などとの懇談の場でマイクを切った問題について「信頼を損なうものであり改めておわびする」と謝罪しました。
参加した団体のひとつ、「水俣病不知火患者会」の岩崎明男会長は「怒りで体が震えた。このようにぞんざいに扱われたのは初めてで、環境省がどのような姿勢で水俣病患者と向き合ってきたかをあぶりだすものだった」と述べ、「国が積極的に救済に乗り出すことを求める」と早期の救済を求めました。
また、新潟水俣病の患者団体「新潟水俣病阿賀野患者会」の副会長、皆川栄一さんは「私たちには時間がないので、国は被害者救済に向けての協議を直ちに開始することをお願いしたい」と訴えました。
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