国際会議「ウランバートル対話」に北朝鮮当局者の出席はなかった=ロイター

【ウランバートル=共同】モンゴルの首都ウランバートルで6日、北東アジアの安全保障を話し合う国際会議「ウランバートル対話」が開かれた。注目された北朝鮮当局者の出席はなく、日本から派遣された外務省担当者との接触は実現しなかった。会議では、韓国と北朝鮮の間で緊張が高まっていることに各国の参加者が懸念を示した。

外交筋によると、モンゴル政府が北朝鮮に参加を求めていたが、応じなかった。同会議には2017年と18年に日朝の当局者が参加して短時間の意見交換をしたことがあった。日本は北朝鮮による拉致問題の解決に向けて、対話の糸口を模索している。

会議には日米韓やロシア、中国などから政府当局者や有識者が参加した。モンゴルのバトツェツェグ外相は、多国間の連携と対話によって北東アジア地域を安定化させるべきだと指摘。朝鮮半島情勢に関し「完全な非核化を含め、朝鮮半島とその周辺地域の問題解決に総力を結集する必要がある」と呼びかけた。

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