自民党の裏金事件を受け、党幹部と党員らが対話する車座集会が10日、盛岡市内で開かれた。党岩手県連の臼沢勉・県連幹事長は党員から寄せられた声として「総裁自らの処分も含めて組織として誰も責任を取らないのは、いかがなものか」「けじめをつけるべきだ」とする岸田文雄首相(党総裁)の責任を求める意見を紹介した。
集会に出席した小渕優子選挙対策委員長は「重く受け止め、党の改革に生かしたい」と述べた。
県連は、独自の車座集会を県内11カ所で実施してきたという。また、県連側は「総裁選のあり方について、党員票の比重のさらなる上乗せと決選投票における地方票の扱いについて党員から制度改正を求める声が複数上がっていた」などと記した要望書を小渕氏に手渡し、総裁選のルール改正を求めた。(川辺真改)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。