自治体業務の効率化などを図るため、9本の法律をまとめて改正する地方分権一括法が12日、参院本会議で賛成多数により可決、成立した。里帰り出産をサポートするため、帰省先の市区町村と住んでいる市区町村の間で健康状態などの情報を共有する仕組みを新たに構築する。

 里帰り出産を巡っては、帰省先の自治体が、妊婦の連絡先や帰省前の健診情報を把握できないなど、支援が行き届かないケースがあるのが課題だった。改正により、保健師の訪問や産後ケアなど、より効果的な支援ができるようになる。

 このほか、2年ごとに必要な獣医師免許の更新をオンラインで効率化する。

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