熊本県の木村敬新知事は16日、県庁で行われた就任式で「野菜を売る人、牛の世話をする人のために全力で頑張るのが私たち県庁職員。熊本県は汗水流して働いている県民で成り立っている」と職員らに訓示した。
首長による訓示を巡っては、静岡県の川勝平太知事が1日、職員らに対し「県庁はシンクタンク。野菜を売ったり、牛の世話をしたりとかと違う」などと職業差別とも捉えられかねない発言をし、抗議が殺到した後に辞意を表明した。
木村氏は、任期満了に伴う3月24日投開票の県知事選で初当選。就任式に合わせた記者会見では現場主義を強調し、20年7月の熊本豪雨からの復興や治水対策が最優先課題だと説明した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。