衆参両院の国家基本政策委員会は、14日合同幹事会を開き、来週19日の午後3時から岸田総理大臣と野党党首による党首討論を行うことを正式に決めました。
党首討論の開催は3年ぶりで、岸田内閣としては初めてです。
岸田総理大臣と討論するのは
▽立憲民主党の泉代表
▽日本維新の会の馬場代表
▽共産党の田村委員長
▽国民民主党の玉木代表の4人です。
討論では今の国会で最大の焦点となっている、政治資金規正法の改正を含めた政治改革などをめぐり論戦が交わされる見通しです。
一方、討論の時間については立憲民主党が少数政党への配慮が必要だとして、従来の45分間より増やすよう求め、衆参両院の委員長が扱いを協議することになりました。
立憲民主党は、討論の内容を見極めたうえで、岸田内閣に対する不信任決議案を提出するかどうか判断する方針で、今月23日に会期末を迎える中、論戦の行方が終盤国会の与野党の攻防に影響することも予想されます。
自民 御法川国対委員長代理「与野党問わずいい議論に」
衆議院国家基本政策委員会で与党側の筆頭理事を務める、自民党の御法川国会対策委員長代理は記者団に対し「党首討論は国会の議論を活発化させようとスタートしたもので、久しぶりに党首が直接議論を交わす機会になる。与野党を問わずいい議論になるよう頑張ってもらいたい」と述べました。
立民 笠国対委員長代理「責任を問う国会最大のヤマ場に」
衆議院国家基本政策委員会で野党側の筆頭理事を務める、立憲民主党の笠国会対策委員長代理は記者団に対し「時間を延ばして実りある議論をすべきだ。自民党の派閥による『裏金事件』で国民の政治に対する信頼は失墜しており、党首討論は岸田総理大臣にその責任を問う国会最大のヤマ場になる」と述べました。
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