人事院の川本裕子総裁は16日のNHK番組で、国家公務員の定員管理に関し「政府として考える時期にきているのかもしれない」と述べた。業務の合理化を前提としつつ「業務量に比べて人員が足りていないという声は非常に多くある」と語った。
国家公務員の定員は毎年度、内閣人事局が定めている。同局は超過勤務を減らすために24年度の定員を100人増やすと発表した。
川本氏は「10年前、20年前に比べると志願者は減っており、特に技術系は厳しい」と指摘。そのうえで「人材確保上の競争相手が急速にワークスタイルの改革を進めるなかで油断していた面もある」と話した。
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