東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)で3選をめざす現職の小池百合子氏(71)が、「無痛分娩(ぶんべん)」の費用助成など新たな子育て支援策を盛り込むことが分かった。一方、立憲民主党参院議員の蓮舫氏(56)=離党届提出=は、都が認可した明治神宮外苑地区再開発について、経緯の検証や残る手続きの厳格化などを盛り込む考えだ。

  • 前安芸高田市長の石丸伸二氏、都知事選の公約発表 「政治再建」など

 小池氏の関係者によると、国に先駆ける形の都独自の子育て支援策として打ち出すという。ただ、無痛分娩は死亡例もあり、危険性も指摘されている。アンケートなどをし、助成の仕組みを検討する考えだ。ほかに、保育料無償化の対象を第2子から第1子に拡充することも公約として掲げるという。

 一方、蓮舫氏の関係者によると、都内全域での小中学校の給食費無償化や大学生向け奨学金の充実などを主張するほか、行財政改革、政治資金パーティーの非開催なども盛り込む方針という。

 都知事選には、ほかに、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)ら50人近くが立候補の意向を示している。

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