首相官邸に入る自民党の石破茂元幹事長=2024年6月7日午後1時34分、岩下毅撮影

自民党・石破茂元幹事長(発言録)

 (政治資金規正法改正をめぐり、自民党の麻生太郎副総裁が「将来に禍根を残すような改革だけはやっちゃいかん」と述べ、岸田文雄首相の対応を暗に批判したことについて)副総裁というのは総理を支える、ナンバー2と言ってもいい(存在)。そういう方がこういうことを言われるからには、党内で「何でこういうことを言われたのか」ということをご説明いただいた方がいい。

 何で禍根を残すような改革になるのか、世の中の人はなんだかよくわからない。プロセスがよくわからないままに、何だか(麻生氏が)激怒しているとか、(首相と麻生氏が)口もきかないとか、そういう状況というのは、あんまり国民のシンパシーを得られるとは思わない。

 (地方組織から首相への退陣要求などが相次いでいることについて)最高意思決定機関である党大会というのは簡単にできない。それに代わる両院議員総会で侃々諤々(かんかんがくがく)の議論があって、地方と中央がもう一回、一体感を取り戻していくことが、何々政権だろうがなんだろうが、地方組織が自民党を信じられる、そういうのを構築していくことが大事ではないか。(BSフジの番組で)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。