岸田文雄首相は19日、ニュージーランドのラクソン首相と官邸で会談した。防衛協力を深めるため、両国で機密情報の交換を可能にする「情報保護協定」の締結で実質合意した。経済安全保障分野の連携強化も確認した。両氏の会談は、昨年11月のラクソン氏の首相就任後、初めて。会談後、成果を盛り込んだ共同声明を発表した。
共同声明では「自由で開かれたインド太平洋」の重要性を強調。中国の威圧的行動を念頭に、南シナ海情勢に懸念を表明した。中国船による領海侵入が続く沖縄県・尖閣諸島を含めた東シナ海情勢を巡り、一方的な行為への反対も明記した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。