20日告示され、過去最多の56人が立候補した東京都知事選(7月7日投開票)。候補者の1人、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)は午前9時過ぎから、新宿区内で事務所開きを行い、「経済を知り、行政を知る人として初の東京都知事になる。東京を動かし、日本をみなさんとともに動かす」とあいさつ。集まった支援者からは大きな拍手があがった。

選挙カーで笑顔を見せる石丸伸二氏=20日、東京都新宿区で(木戸佑撮影)

午前10時半ごろには、選挙事務所前で第一声のマイクを握り「みんなで今、時代を動かせるチャンスが来ている」と呼びかけた。「よりよい政治。よりよい東京。そしてよりよい日本。そのために、まずは私たちが動いていきましょう」と都政の変革を訴えると、選挙事務所前に集まった多くの支援者からは「動かそう」「変えよう」などの歓声が上がった。 事務所には、大手コーヒーチェーン店「ドトールコーヒー」創業者の鳥羽博道氏(87)も駆け付け、支持を呼びかけた。 石丸氏は動画投稿サイト「YouTube」を通じて広く知られ、ファンになったという大学2年生の鈴木雄大さん(19)=世田谷区=は「東京が変わっていくと思います」と笑顔。「これまでとは違う政治に期待したい」と力を込めた。 その後、石丸氏は港区、渋谷区などに繰り出し、支持の拡大を精力的に呼びかけた。(佐藤裕介) 

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