政府は21日の閣議で、新規の旅券(パスポート)でも来年3月から全都道府県でマイナンバーカードを使ったオンライン申請の受け付けを始めることに伴い、手数料を変更するための旅券法施行令の一部改正を決定した。行政手続きウェブサイト「マイナポータル」の利用で100円安くなる一方、従来の書面での申請の場合は300円の値上げとなる。
外務省によると、10年間有効の旅券の場合、現行は手数料1万6千円。3月24日からはオンライン申請で1万5900円となるが、書面での申請については1万6300円に引き上げる。申請時の業務にかかる人件費や経費を踏まえたという。
また、来年3月24日以降の申請分からは、盗難や偽造対策を強化した旅券の交付となる。(高橋杏璃)
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