立憲民主党の泉健太代表は、21日の記者会見で「政権交代への準備を急ぎ、いつでも総選挙を戦える状況をつくる」と話し、次期衆院選での政権奪取にあらためて意欲を示した。9月末に任期を迎える代表の続投にも意欲をにじませた。

記者会見する立憲民主党の泉健太代表(佐藤哲紀撮影)

 泉氏は、事実上閉幕した通常国会の成果として、自民党の政治資金パーティー裏金事件の追及や、衆院3補欠選挙での全勝などを挙げ「(政権交代に向けた)大きなステップになっており、この流れを強めたい」と強調。次期衆院選で、定数の過半数に当たる233人の候補者擁立を目指すと表明した。  9月に実施する見込みの代表選に関し「続投を目指すことは排除しないか」との記者の問いに「そうだ」と答えた。泉氏は5月のネット番組でも「私が2年半つくってきた選挙態勢があり、『あとは好きにやって』と言うのは無責任で、任される方も大変だ」と続投に意欲を示していた。 9月には、自民党でも岸田文雄総裁の任期満了に伴う総裁選が行われる見込み。公明党の山口那津男代表も、9月に任期2年の満了を迎える。(大野暢子) 

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