【カプリ共同】先進7カ国(G7)は、イタリア南部で19日まで開催される外相会合の共同声明に、イランによるイスラエル攻撃を「最も強い言葉で明確に非難する」と盛り込む方向で最終調整に入った。情勢の安定化とさらなる対立回避へ働きかけを続け「地域外を含む全ての関係者に積極的貢献を求める」と明記する方針だ。複数の外交筋が17日明らかにした。外相会合は17日午後(日本時間18日未明)に開幕する。
イランによるイスラエル攻撃という直近の動きを踏まえ、これまでの共同声明案の中東情勢に関する項の冒頭に書き加える方向だ。
新たなイラン関連部分は、イランと親イラン勢力に攻撃停止を求め、一層の不安定化をもたらす動きには「さらなる措置を取る用意がある」と警告している。
ホルムズ海峡近くで発生したイラン革命防衛隊によるイスラエル関連の船の拿捕について「国際法違反だ」と非難し、船と船員の即時解放を要求した。
一方、イスラエルには「全面的な連帯と支持」を強調し、イスラエルの安全保障にG7が関与する姿勢を重ねて示した。
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