日本維新の会の藤田幹事長は26日、地方議員らからの要望を受けて今後、「政策活動費」の支出を取りやめると明らかにしました。
これについて、立憲民主党の泉代表は記者会見で「政治資金規正法の改正の議論で、岸田政権への最大の助け船は、党首会談で合意した維新の会の対応だ。今になって『私たちは政策活動費に反対だ』と言っても、10年後に政策活動費の領収書などを公開する合意の置き土産はどうするのか」と述べました。
そのうえで「維新の会は政党として体をなしておらず支離滅裂だ。自民党に助け船を出した罪は大きい」と批判しました。
また、今後の維新の会との関係について「もし一緒に政権を担うと言っても与党か野党かわからない勢力なら無理だ。自民党と戦う路線で覚悟を決められるかが問われる」と述べました。
維新 馬場代表「ご指摘は甘んじて受けたい」
日本維新の会の馬場代表は、記者団に対し「泉代表のご指摘のとおりだ。政策活動費を全廃すればいいことはわれわれもよくわかっているが、対自民党との交渉で、どういう中身にすれば合意が得られるかという実務的な話があった。外側から見てよくわからないと思うので、ご指摘は甘んじて受けたい」と述べました。
一方で「国民から投票してもらい、バッジをお預かりしている。われわれは与党か野党かどちらかの信頼を得て政治を行う姿勢はとらない。民の力をお借りして大改革を進めていく」と述べました。
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