会談は2日夕方に東京 港区にある外務省の飯倉公館で行われました。

スリランカは、財政政策の失敗などで事実上のデフォルト=債務不履行の状態となりましたが、先週、日本を含む17の債権国との間で、返済期限の延期や金利の引き下げなど、債務の再編に応じることで最終合意しました。

会談で、上川大臣は最終合意を評価した上で、今後、債務の再編に関する2国間合意の締結に向けたスリランカ政府の意思が示されるなど条件が整えば、中断している円借款事業を早期に再開する考えを伝えました。

これに対し、サブリー外相は日本の支援に謝意を示し「一刻も早く円借款事業を再開してほしい」と応じました。

また、両外相は、スリランカがシーレーンの要衝に位置していることを踏まえ、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて協力することを改めて確認しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。