防衛省は4日、敵の射程圏外から対処可能な「スタンド・オフ防衛能力」の強化に向け、米国製の空対地巡航ミサイル「JASSM」(射程およそ900キロ)の取得に関する文書を米政府と交わしたと発表した。2027年度に配備し、F15戦闘機に搭載予定。相手のミサイル発射拠点などをたたく反撃能力にも活用する。

米国製の防衛装備品を購入する際の制度「対外有償軍事援助(FMS)」に基づく文書で、3月に交わした。総額は7489万ドルほど。弾数は明らかにしていない。

これとは別に26年度の納入を目指し国産で開発中の島しょ防衛用「高速滑空弾」について、発射試験に向けた計測に関する事前試験を米国で3月と4月に実施し、成功したと明らかにした。〔共同〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。