自民党の石破茂元幹事長は6日、名古屋市での党愛知県連大会で、派閥裏金事件などの「政治とカネ」問題を念頭に置き「自民は反省をどこかで忘れてしまったのではないか」と述べた。リクルート事件を受け、党が1989年に総裁や副総裁、幹事長は在任中に派閥を離脱するとの政治改革大綱を策定したとし「きちんと実行していれば、こんなことにならなかったはずだ」と指摘した。
党の立て直しに向け「国を変え、歴史を変えるのは地方だ。新しい自民をつくる原動力になってほしい」と訴えた。
一方、中堅・若手に総裁選で推す声がある小林鷹之前経済安全保障相は、福岡市で開かれた安倍晋三元首相の追悼集会で講演した。安倍氏が銃撃される5日前の集会で憲法9条への自衛隊明記を訴えていたと紹介し「一国会議員として取り組んでいく」と強調した。岸田政権下で衆院憲法審査会の議論は前進しているとの認識も示した。
〔共同〕
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