【リンク】開票速報 都知事選

候補者別、開票所別の開票状況はこちら

東京都知事選挙の投票は午後8時までに締め切られました。

NHKの事前の情勢取材や、きょう投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査では、自民党、公明党、国民民主党都連、地域政党の都民ファーストの会が自主的に支援した現職の小池氏が、広島県安芸高田市の元市長 石丸伸二氏、立憲民主党、共産党、社民党が支援した元参議院議員の蓮舫氏らを大きく引き離してきわめて優勢です。

また、きのうまでに期日前投票をした人を対象に行った調査でも小池氏が上回っていて、今後、順調に得票を伸ばすことが見込まれることから、小池氏の3回目の当選が確実になりました。

小池氏は当選が確実になったあと「このたび都民の皆さんの力強いご支持を頂き、3期目の都政のかじ取りをお任せ頂いた。熱い思いを届けて頂いたことでますます重責を痛感するところだ。2期8年にわたりさまざまな政策を達成してきた。改めて都民の皆さんからもっと改革を進め、もっと生活を支えてくれという思いを頂いた。
何度も選挙を経験したが、これまでなかったような選挙戦だった。知事という席をめぐり私を含め56人が立候補という状況で、ポスターの掲示、さらには脅迫を受けたり、街頭ではやじの大合唱があったり、これまで経験したことがないような選挙戦だった。想定をしなかった事態に対しどう法的な課題の整理ができるか、そういった点も今回の選挙を通じて感じた」と述べました。

小池氏は兵庫県出身で71歳。民放のニュースキャスターなどを経て、1992年の参議院選挙に当時の日本新党から立候補して初当選しました。その後、衆議院議員に転じて8回連続当選し、防衛大臣などを歴任したあと、8年前・2016年の都知事選挙で初当選し、2期務めてきました。

選挙戦で小池氏は、これまでの都政運営の実績をアピールするとともに、少子化対策として都が行っている保育料無償化の対象拡大や災害対策の推進などを訴えました。

その結果、自民党や公明党、それに都民ファーストの会の支持層を固めたほか、いわゆる無党派層の支持も集めました。

期日前出口調査 小池氏がほかの候補上回る

今回の東京都知事選挙では、きのうまでに有権者のおよそ19%にあたる215万1251人が期日前投票を行いました。

NHKが選挙期間中の9日間、東京都内の29か所から30か所の投票所で期日前投票を済ませた有権者2万1112人を対象に行った調査では、小池氏が石丸伸二氏や蓮舫氏らほかの候補を上回りました。

また、日ごとの結果を見ても調査した9日間すべてで小池氏が、ほかの候補者を上回りました。

石丸氏 国政選挙は?「たとえば広島1区 岸田首相の選挙区です」

石丸伸二氏は午後8時すぎ、支持者にあいさつをし「今回、この選挙に際して私のチームは本当に全力を尽くせたと思う。後援会長をはじめ、選挙対策チーム、ボランティアスタッフ、数え切れないほどの皆さんの力を頂戴することができた。その点において胸を張って出来ることは全部やったと言い切れる。本当にありがとうございました。結果においては都民の総意が表れた。それだけです。私から何も申し上げることはありません」と述べました。

また石丸伸氏は、今後の政治活動について「まだ決めていない」と述べました。その上で記者から国政選挙への考えについて聞かれると「選択肢としては当然考えます。たとえば広島1区。岸田首相の選挙区です」と述べました。

蓮舫氏 「私の力不足に尽きる」

蓮舫氏は「多くの方に本当に温かいことばと応援を頂き私も思いを心から訴えることができた戦いだった」と述べました。その上で、敗因について記者から質問されると、「私の力不足に尽きると思う。子どもの支援だったり、若者の支援だったり、それが結果としてシニアの支援につながる循環型の東京を作りたいという思いは私のなかでは全力で訴えたつもりでしたので、結果として届かなかったのは私の力不足で申し訳ない」と述べました。

推定投票率前回選挙より高く(午後7時半現在)

東京都選挙管理委員会によりますと午後7時半現在の推定投票率は、39.26%と、前回・4年前の選挙より1.94ポイント高くなっています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。