東京都知事選で落選した元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)は7日夜、中央区築地の事務所で「もっと(票が)入るかと思ったが、残念だ」と悔しさをにじませた。

「考えられる手は打ったが残念だ」と敗戦の弁を述べる田母神俊雄氏=7日夜、中山岳撮影

 「保守層の受け皿に」と立候補し、選挙戦で「災害に強い東京を作る」と強調。公約に都民税減税や教育勅語の復活などを掲げた。  街頭演説には、親交のあるタレントのデヴィ・スカルノさんら著名人も応援。都内のキャバクラやバーで働く若者を集めて政策を訴えるなど、無党派層の取り込みも図った。「手応えはあったが、結果を見れば十分に浸透しなかったと思う」と淡々と述べた。(三宅千智、中山岳) 

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