東京都知事選と同じ7日に投開票された都議補欠選挙は、全9選挙区(欠員各1)のうち、自民党が2選挙区で勝利した一方、都連会長を務める萩生田光一前政調会長の地元八王子市など6選挙区で敗れた。国政での裏金問題による逆風などが響き、補選前よりも議席を減らした。小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は3議席を獲得し、勢力を拡大した。

自民は、板橋区と府中市で議席を確保した一方、八王子市のほか、地元選出の衆院議員らによる汚職や選挙違反が続いた江東区で元職が敗北。立民新人との一騎打ちとなった足立区でも競り負けた。公明が都知事選に集中するとして、自民候補の推薦を見送ったことも影響したとみられる。

都民ファは、候補者を擁立した4選挙区のうち、中野区で小池氏側近の元職が自民新人らを破り返り咲き。北区、南多摩(多摩市、稲城市)でも勝利した。八王子では諸派の元職が、江東区と品川区では無所属の新人がそれぞれ当選した。

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