G7外相と議論する上川外相(左から2人目、18日)=外務省提供

【カプリ(イタリア南部)=三木理恵子】上川陽子外相は18日、イタリアで主要7カ国(G7)の外相会合に出席し、中東情勢を巡り発言した。イランによるイスラエル攻撃を「深く懸念」し、エスカレーションを「強く非難する」と述べた。事態のさらなる悪化を防ぐため、双方に自制を働きかけると訴えた。

中東情勢に関する討議で話した。上川氏は「必要なあらゆる外交努力をしている」と語り、イランとイスラエルの両外相と電話協議したと説明した。

日本はイランとの伝統的な友好関係を生かして独自外交を展開している。米国や欧州諸国はイランに制裁を科すと表明しており、G7外相会合で内容を詰める見通しだ。日本外務省の発表では制裁に関する上川氏の発言は明らかになっていない。

上川氏はガザ情勢が危機的だと改めて強調した。即時停戦を求めるとともに人道支援活動ができる環境が確保されるべきだと主張した。

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