自民党の石破茂元幹事長は8日のBS日テレ番組で、自身を「ポスト岸田」候補の一人として評価する菅義偉前首相に敬意を示した。安倍政権で長期にわたり官房長官を務めた経歴に触れ「(自身と)政策も政治手法も違うが、リスペクトしている」と述べた。9月の総裁選出馬に向け、非主流派のキーマンである菅氏との関係を重視する姿勢を表した発言だ。  菅氏は6月公開のインターネット番組で、石破氏を「期待できる方だ」と持ち上げた。今月1日には二階派の武田良太元総務相を交えた3者で会食している。  石破氏は、東京都議補欠選挙で自民が大敗した結果に対する岸田文雄首相の責任を問われ「なんでもかんでも『岸田さんが悪い』と持って行くのはあまり賛成しない」と語った。


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