現職の小池知事が当選した今回の東京都知事選挙では、立憲民主党が共産党とともに支援した蓮舫氏が、政党の支援を受けなかった石丸伸二氏にも及ばず3位に終わりました。

また、共産党と選挙区をすみ分けて3人を擁立した都議会議員の補欠選挙でも獲得は1議席にとどまりました。

立憲民主党内では「共産党との連携を前面に出したことで無党派層への支持が広がらなかった」として、野党間の連携のあり方が改めて問われるといった指摘がある一方、「共産党の支援がなかったら、もっと厳しい結果になっていた」という見方も出ています。

立憲民主党は今後、敗因などを分析するほか、11日には泉代表ら執行部が、共産党との連携に否定的な連合の芳野会長らと会談する予定で、今回の選挙結果についても意見が交わされるものとみられます。

党内では秋に控える代表選挙を見据え、共産党など野党間の連携の在り方について議論が活発になる見通しです。

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