千葉県船橋市は9日、コンビニや商店会などに「粗大ごみ処理券」の販売を委託した際の契約書など268枚の公文書を紛失したと発表した。昨年度の委託分で、代表者の氏名や事業所の電話番号などを記載していた。文書を管理していたクリーン推進課によると、他の文書に紛れて廃棄した可能性が高いという。

 課によると、昨年8月に担当者が紛失に気づいたが、「探せばどこかにあるだろう」と考え、半年以上管理職に報告しなかったという。今年3月まで探しても見つからず、管理職に報告した。その後も見つからなかったため、公表した。

 市は廃棄前の確認など再発防止に取り組む。狩野寛央課長は「認識が甘く、発表が遅くなった。課員には悪いことでも報告を呼びかけている」と話した。(若井琢水)

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