アメリカを訪れている岸田総理大臣は、日本時間の11日夜、NATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長とそろって記者会見しました。
この中で岸田総理大臣は、ロシアや中国などの動向を念頭に日本とNATOで新たな安全保障協力を進めていくことを明らかにしました。
具体的には、偽情報の拡散などへの対策を向上させるため、NATOの研究機関に日本から専門家を新たに派遣するとともに、NATO諸国や関係国を招いて今年度中に日本国内で国際会議を開催するとしています。
また、欧州大西洋地域で海上自衛隊とNATOの部隊による共同訓練を実施するとしています。
さらに、サイバー攻撃への対処力を高めていくためNATO主催の防衛演習に日本が参加するほか、秘匿性の高い情報を共有する体制を強化していくなどとしています。
岸田総理大臣は「いまや欧州大西洋とインド太平洋の安全保障環境は不可分だ。日・NATOのパートナーシップ計画に基づいて、さまざまな分野で協力していきたい」と述べました。
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