兵庫県では、元・西播磨県民局長がことし3月、斎藤知事にパワハラの疑いがあるなどとする文書を報道機関などに送り、その後、内部調査の結果、「文書の核心的な部分が事実ではない」として、停職3か月の懲戒処分を受けました。

この元局長は、来週県議会が設置した「百条委員会」に証人として出席する予定でしたが今月7日に、姫路市内で死亡しているのが見つかり、警察は、状況から自殺の可能性があるとみて調べています。

こうした中、兵庫県の片山安孝副知事は、12日県庁で記者会見し、幹部として県政の混乱と停滞を招いた責任を取りたいなどとして、辞職する意向を明らかにしました。

その上で、「斎藤知事に対し、『一緒に退職する考えはないか』と申し上げた。知事は、『選挙で県民の負託を受けた身なので、任期を全うして頑張りたい』という返事があった。知事の判断なので私としては尊重したい」と述べました。

そして、「斎藤知事を支えられず、悔しくてしかたがない」と述べました。

片山副知事は12日、今月末で退職する辞表を提出するということです。

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