【ワシントン時事】岸田文雄首相は11日午後(日本時間12日午前)、約1週間前に就任したばかりの英国のスターマー首相と米ワシントンで会談した。両首脳は「欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分だ」との認識で一致。人工知能(AI)を含め、幅広い分野で日英協力を進めていくことで一致した。

両首脳は6日に電話で話しているが、対面での会談は初めて。イタリアを加えた3カ国による次期戦闘機の共同開発を推進していくことも確認した。中東情勢や北朝鮮を含む東アジア情勢についても議論し、緊密な連携を申し合わせた。

岸田首相は英首相と同様に就任から間もないオランダのスホーフ首相とも会談。就任に祝意を伝え、スホーフ首相は「安全保障分野などでの協力を進めたい」と応じた。

岸田首相はフィンランドのストゥブ大統領にも会い、防衛装備品など安保分野、次世代通信規格「6G」など先端技術分野で連携を強化していくことを確認した。

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