公明党の山口代表=2日、国会

 【バンコク共同】公明党の山口那津男代表は13日、訪問先のタイ・バンコクで同行記者団と懇談し、9月末の開催を見込む党大会での代表引退を示唆した。衆院解散・総選挙を念頭に「事態が急変するようなことがない限り、任期を終えることを基本に考えたい」と述べた。後進育成に努力してきたとして「党の世代交代を確実に進めるという点もしっかり踏まえて判断したい」と語った。  党内に続投を求める声があることを問われ「いろいろな声は承知している。謙虚に声を受け止めなければいけない」とも言及。「新しい力、新しい人材の活路をつくっていくことも極めて重要な課題だ。そこをしっかり見た上で最終的に判断したい」と強調した。  正式表明の時期について「代表選日程が明確になったところで私自身の考え方を示したい」と話した。山口氏が無投票で8選を決めた前回2022年は、8月25日の中央幹事会で代表選日程を了承した。公明は1998年の党再結成以来、選挙戦となったことはない。


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