「太平洋・島サミット」は、南太平洋の18の国と地域の首脳らを東京に招き、16日開幕しました。

2日目の17日も岸田総理大臣は、パラオやフィジー、トンガなど7か国の首脳との会談に相次いで臨みました。

このうちパラオのウィップス大統領との会談では「日本と太平洋島しょ国との『キズナ』をさらに強固なものとし、ともに進む方向性を内外に発信する機会としたい」と呼びかけました。

また、フィジーのランブカ首相との会談では、防災体制の構築を後押しするため、地震や津波の情報を日本版GPS衛星「みちびき」を通じてリアルタイムに提供する実証事業を行うことなどを伝えました。

一連の会談では、気候変動や海洋の安全、サイバー攻撃への対処など共通の課題での協力を確認したほか、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出について安全性への理解を改めて求めました。

最終日の18日は、首脳会合で総括的な討議が行われ、成果を首脳宣言などにまとめて発表する予定です。

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