自民党は19日、総裁直轄の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」を党本部で開き、喫緊の課題と位置付ける皇族確保策に関し、会長を務める麻生太郎副総裁に一任した。女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案や、養子縁組による旧皇族男系男子の皇族復帰案に理解を示す内容。来週にも衆参両院議長に提出する。
党見解は、政府の有識者会議の報告書で示された皇族確保策に沿った。女性皇族の身分保持や、養子縁組では皇族数が確保できない場合として、旧皇族男系男子を直接皇族とする案も検討事項として認めた。公表はしていない。党は所属議員から意見を募ったが、報告書への反対意見はなかったという。
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