防衛省・自衛隊では、国の安全保障に関わる「特定秘密」の情報や潜水手当の受給などをめぐり、違反や不正があったとして200人以上が処分されました。

また、不正受給した元隊員4人が去年11月、警務隊に逮捕されていた事実が今月まで木原防衛大臣に報告されていませんでした。

こうした事態を受けて岸田総理大臣は26日外国訪問から帰国した木原防衛大臣を総理大臣官邸に呼んで面会しました。

この中で、岸田総理大臣は、国民の信頼を著しく損なう事案が相次いで発生していることに強い危機感を感じているとしたうえで、木原大臣に対し、隊員の規範順守の意識を含めて正すべきことは根本から正して組織を早急に立て直し、国民の信頼回復に努めるよう指示しました。

面会のあと木原大臣は記者団に対し「しっかりとリーダーシップをとって防衛省・自衛隊の組織の体質改善をしていきたい。来週、国会で閉会中審査が行われるので、丁寧に説明し、しっかりと対応したい」と述べました。

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