訓練のために太平洋上を航行していた海上自衛隊のヘリコプター2機が20日夜に伊豆諸島東方の海域で消息を絶ち、自衛隊は墜落したとみて捜索を続けている。自衛隊機を巡ってはこれまでも各地で墜落事故が起きている。
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最近では2023年4月に沖縄県宮古島付近で陸上自衛隊の多用途ヘリUH60JAが墜落し、陸自の航空機事故として過去最悪の10人が死亡する事故が起きた。
防衛省によると、2基あるエンジンのうち1基で、出力が徐々に低下する「ロールバック」と呼ばれる現象が起きたとされる。
今回の伊豆諸島東方の事故と同じく、夜間の飛行訓練中に起きた事故もある。
17年は海上自衛隊のSH60Jヘリコプターが青森県の竜飛崎沖で墜落。2人が死亡、1人が行方不明になった。海自はフライトレコーダーや機内の音声データなどを分析し、事故の原因が人為的なミスだったと発表している。
戦闘機では22年に航空自衛隊のF15戦闘機が石川県沖の日本海に墜落し、隊員2人が死亡する事故があった。19年には青森県沖で航空自衛隊のF35戦闘機が墜落してパイロット1人が死亡する事故が起きている。F35戦闘機の事故はやはり夜間訓練中に起きたとされる。
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