兵庫県の元西播磨県民局長が斎藤元彦知事らを内部告発した問題をめぐり、県議会に設置された調査特別委員会(百条委員会)が2日に開かれ、斎藤知事本人に対する尋問を30日にすることを決めた。次回から斎藤知事以外の尋問が始まる。
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斎藤知事は告発文書で、県職員に対するパワハラや企業からの物品の受け取りなど7項目の疑惑を指摘されている。
この日の百条委では、次回23日に、知事からのパワハラ疑惑などについて、6人の関係者に非公開で尋問をすることを決めた。30日については2人は非公開とし、斎藤知事を含む3人はやり取りを公開することとした。
また、約9700人が対象の県職員アンケートについても、1日午後5時現在、3538人から回答があったことが報告された。
アンケートでは、7項目について知っているかどうかを尋ねている。締め切りは14日で、9月13日までに最終報告がまとまる予定。
斎藤知事はこれまでの記者会見で、県職員へのパワハラ疑惑について、「社会通念上の範囲内で業務上必要な指導をさせていただいたことはある」などと説明し、疑惑を否定している。(石田貴子、滝坪潤一)
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