河野太郎デジタル相は2日の記者会見で、マイナンバーとひも付いている公金受取口座のうち、家族など本人以外の名義で登録しているおよそ11万7千人分について、9月上旬から登録を抹消すると表明した。近く、通知書を発送する。

本人名義でなければ災害時などの給付金支給に遅れが生じかねないと説明した。「抹消後も本人口座を登録できるので、改めて登録をお願いしたい」と述べた。

家族口座の登録は子どものマイナンバーに親の口座をひも付けているケースなどがある。2023年末時点で14万人分を確認。デジタル庁が郵送で、本人名義の口座にするよう促してきた。

このほか口座の氏名や読み仮名が本人と確認できない人も新たにおよそ7千人分見つかり、修正を求める。対応がない場合は10月以降に抹消するとしている。〔共同〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。