自民党は衆議院と参議院の憲法審査会で議論の進捗(しんちょく)状況が異なることから、党の実現本部のもとに衆参両院の議員が参加する作業チームを設けていて、2日、党本部で会合を開きました。

この中では、大規模災害などの緊急事態の際に参議院の緊急集会で国会の機能を維持する期間などをめぐって意見を交わし、70日を超えて長期化した場合にも対応可能だという認識で一致しました。

一方、緊急事態の際に国会議員の任期延長を認める場合の具体的な要件については、来週、さらに議論することになりました。

作業チームは、緊急事態の際の対応について考え方をまとめたうえで、岸田総理大臣も出席する実現本部の会合を開き、条文化に向けた検討に入りたいとしています。

会合のあと実現本部の本部長を務める古屋 元国家公安委員長は記者団に対し「参議院の緊急集会の考え方についてはほぼ意見は一致したので、来週、最終的な取りまとめをしたい」と述べました。

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