新会長に選ばれ、報道陣の取材に応じる井上信治氏=5日、東京・永田町の党本部で(佐藤哲紀撮影)
自民党東京都連は5日、都議補選での大敗の責任を取り辞意を表明していた、都連会長の萩生田光一衆院議員(60)の後任に、元万博相の井上信治衆院議員(54)=東京25区=を充てる人事を決めた。任期は2026年6月まで。 萩生田氏は前党政調会長で、裏金問題への関与で党本部の役職停止処分を受けた後、6月に都連会長に再任。8人を擁立した7月の都議補選は2勝6敗に終わった。5日の各選挙区の支部長らとの会合で「政治不信の原因をつくったことが、選挙に大きな闇を持たせ、候補者に十分に力を発揮させられなかった」と述べ、辞任した。 その後の役員選考委員会で井上氏を選出。臨時の総務会で承認した。幹事長に菅野弘一都議、総務会長に木原誠二衆院議員、政調会長に平将明衆院議員が就任する人事もそれぞれ決まった。 井上氏は当選7回で党幹事長代理。「都民の信頼回復が一番重要」と強調した。都知事選で実質支援した小池百合子都知事については「経緯はともかく、今は良好な関係。協力して都民のために頑張りたい」と話した。(原田遼) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。