政府・与党連絡会議を終え、記者団の取材に答える公明党の山口代表(7月26日、首相官邸)

公明党の山口那津男代表は6日の広島市での記者会見で、自民党総裁選について「重大な関心だ。国民に対する責任が伴う」と語った。新たな総裁に求めることに関しては「評価は控えたい」と述べるにとどめた。

公明党は代表選を含む党大会を9月に開く予定だ。山口氏は「自民党が選んだ新総裁を党大会に招いて結束を固める」と語った。党大会の日程は総裁選の日程が決まったあとに確定する考えを示した。

総裁選の結果は衆院解散の時期を左右しうる。公明党は今年秋の衆院選実施を望んでいる。2025年は公明党が重視する東京都議選と参院選が控えるため、衆院選からの期間をなるべく長くとりたいとの思惑がある。

総裁選で連立を組む自民党への関心や期待が高まったところで選挙に踏み切れば、公明党にも有利になるとの見方もある。党幹部は「この秋の解散がないと衆院議員の任期満了が近づいてくる。追い込まれる形での選挙は避けないといけない」と話す。

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