大阪・関西万博の開幕が来年4月に迫るなか、大阪府議会に設けられている万博推進特別委員会の委員らが、6日午後、自民党本部を訪れ、茂木幹事長と面会しました。

この中で委員らは、万博の期間中は国内外から多くの人が大阪を訪れ、タクシーなどの交通需要が急増するとして、一般のドライバーが有料で人を運ぶ「ライドシェア」の規制を大幅に緩和するよう要望しました。

具体的には、ことし4月から一部の地域で時間帯などを限定して導入されている「日本版ライドシェア」をさらに緩和し、期間中、大阪府内では、安全運行を前提に時間帯や台数に制限を設けないなどの措置を取るよう求めています。

これに対し茂木氏は「日本国内で『ライドシェア』をもっと推進していくべきだ」と応じたということです。

委員らはこのあと、「ライドシェア」を推進する超党派の勉強会で会長を務める自民党の小泉元環境大臣にも同様の要望を行いました。

大阪府議会の万博推進特別委員会の森和臣委員長は、記者団に対し「外国人も増え、タクシーだけでは難しいので、万博の期間だけ何とか規制緩和してほしい。要望に対し、実現してもらえそうな手応えを感じることができた」と述べました。

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