参院は7日、インターネット上の審議中継に人工知能(AI)を活用し、字幕をリアルタイムで表示するサービスを今月中旬に導入すると発表した。耳の不自由な人には議事録を公開するまで審議内容を届けられなかったが、字幕が読めれば音声なしでも内容を把握できるようにする狙いだ。参院事務局は「生きた議会活動を、より多くの人に届けたい」と話す。

 導入のきっかけは2020年の参院総務委員会。耳の不自由な人が手話通訳を介して電話できる「電話リレーサービス」の制度化に向けた質疑の際、手話通訳がおらず、当事者がやりとりを把握できないとの指摘があった。これを踏まえ、システム更新に合わせて導入を決めた。

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