木原稔防衛相、高市早苗経済安全保障担当相、新藤義孝経済再生担当相は15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。終戦の日に閣僚の参拝が確認されたのは5年連続。現職防衛相の参拝確認は2021年8月の岸信夫氏以来となった。靖国神社には極東国際軍事裁判(東京裁判)のA級戦犯が合祀されており、中国、韓国の反発が予想される。
岸田文雄首相は22、23両年に続いて参拝せず、自民党総裁として玉串料を私費で奉納した。この後、東京都内の千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ、献花した。
林芳正官房長官は記者会見で、閣僚の参拝に関し「いずれも私人の立場だと理解している。どの国であれ、国のために命をささげた方々に尊崇の念を表するのは当然だ」と語った。中韓両国と関係強化の方針は変わりないとした。
木原氏は参拝後、記者団に「尊い命を犠牲にした方々に哀悼の誠をささげ、尊崇の念を表した」と強調。高市、新藤両氏も同様の認識を示した。
木原氏は改善が進む日韓関係への影響について「韓国とは引き続き関係を強化していくつもりだ」と述べた。
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