自民党の萩生田光一前政調会長は15日、岸田文雄首相が9月の党総裁選への不出馬を表明したことに触れた。「閣僚や党三役としてもっと支えなければならない立場にもかかわらず、力を発揮できなかったことを大変申し訳なく思う」と話した。東京・九段北の靖国神社に参拝後、記者団に語った。
首相の決断に関して「熟慮に熟慮を重ねた結果だと思うので、重く受け止め評価したい」と言明した。
萩生田氏は安倍晋三元首相の側近で安倍派(清和政策研究会)の幹部を務めた。岸田政権では経済産業相や党政調会長を歴任したが、党派閥の政治資金問題を受けて2023年12月に政調会長を辞任した。
萩生田氏は党総裁選について「志ある人がしっかり議論し、国民に自民党の懐の広さを示すことができる論戦をしてほしい」と期待した。次期総裁の資質として外交や内政に課題があると指摘した上で「経験も大事だし、刷新感も大事だ」と強調した。
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