自民党の小林鷹之前経済安全保障相(49)=二階派=が9月の総裁選に出馬する意向を固めた。週明け19日に記者会見し、立候補を正式表明する。小林氏を支援する若手・中堅が同席する方向で調整している。

 また、加藤勝信元官房長官(68)=茂木派=は16日、自らの出馬に向けて「具体的に動いていきたい」と述べ、立候補を検討する意向を表明した。BS11の報道番組で語った。加藤氏は、派閥領袖(りょうしゅう)の茂木敏充幹事長(68)が出馬に意欲的なことを踏まえ、茂木派にかかわらず幅広く支援を求める考えを示した。ただ、立候補に必要な20人の推薦人については「まだこれから」と述べるにとどめた。

 一方、河野太郎デジタル相(61)=麻生派=は16日、麻生太郎副総裁と東京都内で会談した。複数の関係者によると、立候補の方針や選挙戦略などを示したところ、麻生氏から一定の理解が得られた。推薦人20人のめどは立ちつつあるという。(藤原慎一、小手川太朗)

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