岸田文雄首相が9月下旬に米ニューヨークを訪れ、国連総会の一般討論演説に出席する方向で調整に入った。バイデン米大統領ら各国首脳との会談も検討する。9月27日投開票で調整している自民党総裁選で首相の後任となる新総裁が選出される方向で、退任直前の外国訪問となる。政府関係者が17日明らかにした。

 一般討論演説は9月24日(現地時間)から始まる予定。首相は国連総会に合わせて兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)交渉開始に向けたハイレベルの友好国(フレンズ)会合開催を表明しており、自ら出席して引き続き核廃絶に取り組む姿勢を強調したい考えだ。

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