デジタル庁は20日、マイナンバーカードのICチップをスマートフォンで読み取る本人確認アプリの無償提供を始めた。iPhone(アイフォーン)とアンドロイド端末の両方に対応。事業者がダウンロードして、銀行口座開設や携帯電話契約の際に利用する。

券面を偽造したマイナカードによる詐欺事件が相次ぎ、デジタル庁が防止対策として開発した。

スマホのカメラで券面の生年月日などを確認し、その後カードを端末にかざすと、ICチップに格納されているデータが画面に表示される。暗証番号は不要で、偽造カードなら読み込めない。

政府は将来的に携帯電話などを「対面」で契約する場合、マイナカードや運転免許証のICチップ読み取りを義務付ける方針で、まずはアプリの活用を促す。〔共同〕

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