自身の国政報告会であいさつする自民党の平将明広報本部長代理=20日午後、東京都内

 自民党の平将明広報本部長代理は20日、東京都内で開いた自身の国政報告会で、9月の党総裁選への出馬意欲を示す河野太郎デジタル相に対し、派閥から離脱するよう求めた。「党の改革を訴えるなら、麻生派を出ないと話にならない」と述べた。平氏は河野氏に近く、前回の2021年総裁選で河野氏の推薦人に名を連ねた。

 平氏は、裏金事件を受け、大半の派閥が解散方針を決めたのを踏まえ「麻生派だけが残っている。解散すべきだ」と訴えた。国政報告会には河野氏も出席しあいさつしたが、平氏の発言前に退席していた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。