自民党の小泉進次郎元環境相は30日に記者会見し、9月の総裁選への出馬を表明する。次期衆院選に向けた「刷新感」を打ち出し「選挙の顔」になれるとの期待が党内にある。
小泉氏は初めて総裁選に挑戦する。政治資金問題で批判を浴びる自民党の現状に「政治不信を払拭できる自己改革を進めなければいけない」と危機感を訴えてきた。
立候補に必要な推薦人20人の確保にめどが立った。菅義偉前首相は小泉氏を支持する考えを周囲に伝えた。中堅・若手の議員を中心に支援の声がある。
日本経済新聞社とテレビ東京が21〜22日に実施した緊急世論調査で事実上の首相となる次の自民党総裁にふさわしい人を聞くと、小泉氏が23%で首位だった。2位は石破茂元幹事長の18%で7月の世論調査から1位と2位が入れ替わった。
総裁選は9月12日告示―27日投開票の日程だ。10人超の名前が挙がる混戦模様で、小林鷹之前経済安全保障相が19日に立候補を表明した。石破氏は24日、河野太郎デジタル相は26日に出馬を表明する予定だ。
小泉氏は衆院当選5回で43歳。小泉純一郎元首相の次男で、名前が挙がる候補のなかで最も若い。
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