日本経済新聞社とテレビ東京は岸田文雄首相の退陣表明を受けて21、22日に緊急世論調査をした。事実上の首相となる次の自民党総裁にふさわしい人を聞くと小泉進次郎元環境相が23%で首位だった。2位は石破茂元幹事長の18%で7月の世論調査から1位と2位が入れ替わった。
高市早苗経済安全保障相が11%と続いた。調査は出馬が取り沙汰される議員11人から1人だけを選んでもらう形で聞いた。
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世代別にみると小泉氏は39歳以下、40〜50歳代、60歳以上のすべてでトップだった。小林鷹之前経済安保相は7月調査の1%から8月は8%に伸びた。
対象を自民党支持層に絞ると小泉氏が32%で1位、高市氏(15%)、石破氏(14%)の順に並んだ。自民党支持層に限ると小泉氏の比率が高まった。
特定の支持政党を持たない無党派層でみると小泉氏が20%と首位に立った。石破氏が17%で2位につけた。
岸田内閣の支持率は28%で7月と変わらなかった。内閣を「支持しない」と答えた割合は66%と7月に比べて2ポイント上がった。
政党支持率は自民党36%、立憲民主党8%、日本維新の会7%で、無党派層は34%になった。7月はそれぞれ32%、10%、6%、35%。
調査は日経リサーチが全国の18歳以上の男女に携帯電話も含めて乱数番号(RDD)方式による電話で実施し595件の回答を得た。回答率は34.9%だった。
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