来年7月に任期満了を迎える鈴木宗男参院議員=比例=は25日、「衆院議員へのくら替えを検討している」と一部報道されたことについて「自民党の新総裁が誕生してから、様々な状況を踏まえて判断する」と記者団に語り、くら替えに含みを持たせた。鈴木氏は2019年の参院選で日本維新の会から出馬して当選したが、昨年10月に事前届け出なしでロシアを訪問した問題で離党。現在は無所属。

 この日、札幌市内で開かれた地域政党・新党大地の集会後、記者団に答えた。立憲民主党の代表選にも言及し、「与野党ともいろいろ状況が変わってくる。その中でどういう立ち位置でいくか(考える)」とも語った。堀井学衆院議員(比例北海道ブロック、自民党を離党)が不出馬を決めた「北海道9区からの出馬をモスクワで明言した」との報道については「出てくれと言われたことはあるが、私は一切出るなんて話したことはありません」などと語った。自民党道9区支部では現在、候補者の選定作業が進められている。(日浦統)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。