自民党安倍派の座長で塩谷立元文部科学相は23日、離党届を提出した。派閥の政治資金問題を受けて党から出ていた離党勧告の処分を受け入れる。党紀委員会は同日離党届を受理した。

塩谷氏は党紀委が決めた離党勧告の処分について「事実誤認が多々ある。事実に基づいた公正な審査を求めたい」と再審査を請求していた。党に提出した弁明書で厳しい処分が科されることに「まるでスケープゴートのよう」と批判した。

自民党は16日、再審査の請求を却下すると決めた。同日付で離党勧告処分が確定し、25日までに離党届を提出しなければ除名になる見通しだった。塩谷氏は離党の是非に関し支援者に相談して近く最終判断すると言明していた。

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